「夢」の話

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恐らく弟がこのブログを発見することはないけれど、影ながらのエールをここに綴りたい。弟だけでなく、夢を追う人、そして自分に向けてのメッセージの意味もある。

僕の弟は、大学受験に2回失敗し、高卒でバイト暮らしをしている。大学に行く気はもうないらしく、将来サラリーマンになる気もないらしい。そんな弟には夢がある。そのスキルは決して天才的とは言えないが満更でもなく、夢の実現に向けて頑張っているようだ。彼が受験に失敗したのは、ろくに勉強もせずそれに没頭していたからである。

親は以前ほど言わなくなったが、それでも大学くらいは行って欲しいというのが本音だと思う。親の言い分はこうである。「若いうちはバイトで生活していけるかもしれないが、40代、50代になったらそれも難しくなる。」 親は年功序列や終身雇用に守られていた世代なので、正社員やサラリーマンに対してバイアスがかかってしまっている感があるが、それでもこの言い分はそんなに間違っていないと思う。

心配性の両親にとって、大卒、正社員、サラリーマンは、(最近の不況以降かなり疑問だけど)やっぱりなんだか安心感があるようだ。親は弟に無難に生きて欲しいと思っている。僕自身もこれまでの人生割と無難だったため、親の気持ちは分からないでもない。夢なんて叶わないことが殆どだからだ。もちろん両親も夢があったに違いない。そんなものは叶わないという実体験に基づく親切なアドバイスなんだと思う。

ただそういう気遣いが、弟には全く効果がないのには理由がある。弟は、人一倍人生の有限感というものを持っているからである。

「あなたの余命はあと6ヶ月です。」と宣告されたら、恐らく殆どの人は今やっていることをやめて自分が本当に好きなことをし始めると思う。では、「余命が明日なのかそれとも30年後なのか」なんてどうやったらわかるのだろう?余命は何も病的なことに限らず、突発的な事故によって明日にでも1分後にでも縮まる可能性があるのではないか?

そう考えると、極論かもしれないが、今の自分の直感に従うしかないということになる。将来のことを考えるのは大切かもしれないが、果たしてその将来がやって来るかどうかは、その時になってみないと分からない。今の自分の気持ちを大切にせずに、幸せになれるはずがない。そもそも人生に保険なんていらないんだと思う。

夢が叶うかどうか、分かっている人なんていないと思う。夢を追い続けていった結果、たまたま叶ってしまったって人が殆どではないだろうか?イチローはきっと昔から野球に自信があって、絶対野球選手になってやると思っていたはずだけど、それでも今の地位まで上り詰めることは計算出来なかったと思う。だから可能性が数%しかないからと無難な道に進むのは、何か違う気がする。神が自分に見方するかなんて、最後になってみないと分からない。

弟にはもう腹をくくって、とことん夢を追い続けていって欲しいと思う。僕は無難な人生を歩みながらも自分の夢を追い求めているが、やっぱり全てを捨てて背水の陣で挑む人のほうが強いんだと思う。僕にはこの無難な人生を捨てる勇気はない。そういう意味では弟を羨ましいなと思うところがある。夢を叶えて、親にドヤ顔を見せる日を楽しみにしている。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of other’s opinions drown out your own inner voice. and most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

君たちの時間は限られている。だから他の誰かの人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。定説(ドグマ)にとらわれてはいけない。それは他の人たちの考え方の結果と生きていくということだ。その他大勢の意見という雑音に、自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も大事なことは、自分の心に、自分の直感についていく勇気を持つことだ。心や直感はすでに、あなたが本当になりたいものを知っている。それ以外は二の次だ。

ーSteve Jobsー

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