新社会人の皆さんへ送る3つのメッセージ

2013年もいよいよ4月を迎え、多くの人が新しく社会人になりました。今までとは全く異なる世界に入っていくわけですから、新社会人の皆さんの気持ちは期待半分、不安半分といったところでしょうか。僕も同じような経験をしましたから、皆さんが今抱いている希望や不安、これから直面する問題など、ある程度は理解することができます。そこで今日は、僕の社会人経験に基づき、皆さんに社会人生活を送る上でのアドバイスを3つさせて頂ければと思います。

会社にアイデンティティを見出してはいけない

高学歴でいわゆる一流企業に入社した人がよくやるのが、会社にアイデンティティを見出してしまうことです。「俺はゴールドマンサックスの社員だよ。」と、一流企業に属している自分に誇りを感じ、やたら会社自慢をする人がいます。これは極めて危険で、その会社が無くなってしまったらその人のアイデンティティも崩壊してしまいます。僕が新卒で入った会社は外資系投資銀行で「こんなに稼げる俺ってスゲー」と勘違いしていたけれど、〇〇ショックのせいで入社後すぐにその会社はつぶれてしまいました。その会社が無くなって、自分には何も無いことに気づいたし、なんであんなに給料をもらっていたのかもよく分からなくなりました。会社自慢をする暇があるなら、その会社が今すぐ無くなっても生きていけるようなスキルを身につけることに注力しましょう。他には、異常なまでの愛社精神を持っている人が多いです。会社を家や恋人と勘違いでもしているのでしょうか。会社とは一定の距離を置くようにしましょう。

リスクは最大限とる

業績次第では首になる外資系企業を除けば、サラリーマンが最大限リスクを取ることは極めて合理的です。新社会人の皆さんの多くは野心家で一刻も早く出世をしたいでしょうが、一般的な日本の企業においては、残念ながらそんな一気に出世できるわけではありません。大体その会社への在籍期間に比例して自分のポジションは上がっていくものです。そこでせっかちな人にはとにかくリスクを取ることをお勧めしたいです。新卒である事を気にせず、リスクを取って提案や発言をしてみる、スキル不足でも「その仕事俺がやります!」と自ら仕事をとりにいくなど。リスクをとって上手くいけば普通の過程よりは昇進が早いはずです。サラリーマンは最悪の場合でも首にはならず窓際に追いやられるだけでダウンサイドは限定的、アップサイドは無限とまではいかないがそれなりにあるのです。

社畜もそんなに悪くない

新社会人の皆さんが今の会社に入社した理由は様々でしょう。その会社のビジョンに共感して入社し、将来はそこで上のポジションを狙っていきたいという人もいれば、単なる独立の前のつなぎ程度に考えている人もいるでしょう。いずれにせよ、これから毎日出社していくうちに、だんだんサラリーマン生活に疲れてきて、「社畜って嫌だな~」と思うようになるかもしれません。いったん社畜を自覚すると、自分がだんだん会社の奴隷のように思えてきてネガティブな思考に陥ってしまいます。そこで発想の転換をしてみましょう。確かにサラリーマン生活はネガティブに捉えれば社畜なのですが、ポジティブに捉えると、給料を受け取りながらビジネススクールに通っているようなものです。上述のようにダウンサイドリスク無しで、給料が入って、会社組織や社会の事が学べると思ったら、社畜生活も過ごし方によってはとても有意義なものにすることができます。

1.会社に惚れこまない
2.最大限のリスクをとる
3.ポジティブな社畜生活を

騙されたと思って、この3つを心がけてみてください。ストレスフリーで実りのある社会人生活を送ることができるようになることでしょう。

社畜のススメ (新潮新書)
藤本 篤志
新潮社
売り上げランキング: 75,182
スポンサーリンク