「気づく力」の大切さ

同じ事象を見た際に、「ふーん」って思う人もいれば、「すげー」「やべー」って感じる人もいます。

iPhoneみたいな革新的な製品はスゴさが分かりやすいので、世に出た際ほとんどの人が「やべー」って思ったことでしょう。しかし、世の中にはそのスゴさが分かりにくい事象が沢山あります。一見たいしたことなく見える事象でも、時が経っていつの間にか世の中に多大なインパクトをもたらしていた、なんてことはよくあるものです。

このように、誰もまだその凄さに気づいていない事象に「やべー」って思えることを「気づく力」と僕は呼んでいます。

孫正義さんは、学生時代にとある科学系の雑誌にのっていたマイクロチップの写真を見て、「これは世界を変える」と涙を流したそうです。これが「気づく力」です。これが原点となって今の彼とソフトバンクがある。彼が見たのは実物でもなくタダの写真。それで涙を流すとは、すさまじい感性と想像力ですよね。

孫さんの話はスケールがでかすぎて、気づいても行動に移そうとする人は稀ですが、実はもっと身近な所に「やべー」ことはいっぱいあります。しかも私達に直に関わってくることが。

クラウドワークスランサーズというサービスを誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。クラウドソーシング(不特定多数の人に仕事を外注すること)をウェブ上で簡単に出来るサービスです。外国ならOdeskElanceが有名ですね。「なんだー、またよくあるネットベンチャーの1つか」って思う人も多いことでしょうが、僕はこれらのサービスを見た時、「やべー」と思いました。単に便利とかそういう次元を超えて、これらは働き方にパラダイムシフトを起こすことになる、と思いました。

ブロガーのちきりんさんも「やべー」と思ったのでしょうか、クラウドソーシングに関する記事を立て続けに書いています。

ランサーズ訪問
「戦力外労働力」の市場参入が始まる
企業の競争力を左右する新しい労働力調達市場
世界の知をクラウドで集め始めたグローバル企業
すべての人、企業、国がもつ、ふたつの選択肢
市場が、組織のルールを変えていく
会社員も市場に評価される時代へ
個人にとってのクラウド・ソーシング

著名な方がこうやって記事にして、わざわざ気づかせてくれるっていうのは親切な話ですよね。サービス見た時は「ふーん」て思った人でも、さすがにこの記事読んだら「やべー」ってなると思います。

僕が前からこのブログで取り上げてきたBASEStores.jpも「やべー」と思いました。こちらは商売のあり方に変革をもたらすんではないかと思っています。ウェブでモノを売るのに、もはやパソコンの知識もお金もいらないんです。これらも単に便利って次元をを超えてると僕は思います。

日経も最近やっと気づいたのか、こんな記事を書いていますね。

誰もが「ネット店舗」 楽天脅かすか、簡単構築サービス

さて「気づく力」を身につけるためには、常にアンテナを張って生活しているしかないですよね。どんなに些細な事象でも、そのポテンシャルやそれが社会や自分にもたらす意味を考える。それを続けていくうちに、感性なるものが磨かれ、本当にスゴい事象に出くわした瞬間に「やべー」って思えるようになるでしょう。ただ孫さんみたいに弱冠10代で写真見て感動して涙流すとかは、やっぱ別格の感性だと思う…

そして「気づくこと」よりもっと重要な事が、気づいた後にどう行動するかです。

「やべー」ことの例として上記サービスを紹介しましたが、これらは仕事や商売という、私達に直に関わる話です。僕はこれらのサービスが世に出てきてから正直焦っています。これからはリアルに何かを創れる人だけが生き残る、なんちゃってサラリーマンは全員淘汰されると。

ある事象を見て「やべー」って思った。そのヤバイことが自分にもたらす影響を考えた。自分がこれからしなきゃいけないことは明白です。

「気づく力」を持てば、これから流行ることを先取りできるだけでなく、自分の身を守ることにも繋がるんだと思う。どんどん磨いていきたい重要な能力の1つであります。

「気づく」技術
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