「成功」より「幸せ」を目指す時代へ

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こんな記事を目にしました。

2000年を境に若者の意識は急激に変化した。厚労白書が示す日本社会の本質的転換点

新入社員に対して働く目的を尋ねたところ、2000年までは一貫して5%程度しかなかった「社会のために役に立ちたい」という項目が2000年を境に急増、2012年には15%まで上昇した。また「楽しい生活をしたい」という項目も2000年を境に急上昇し40%とトップになっている。
 これに対して「経済的に豊かな生活を送りたい」「自分の能力をためす生き方をしたい」という項目は、逆に2000年を境に低下し、現在は20%程度まで落ち込んでいる。

若者の意識の変化が、2000年を境に顕著に見られるとのことです。要は金銭的、キャリア的な成功よりも、楽しさ、やりがいを重視する人が増えたと。

これには様々な理由があると思います。例えば、今の若者が高齢者と圧倒的に違う点は、彼らには成功体験が無いということ。日本のバブルや高度成長を経験した高齢者は、頑張れば報われる事や、成功の素晴らしさを肌で感じている。一方で若者は、半ば諦め感覚の人が多いのは事実です。

しかし私は、若者を中心とした人々の意識の変化が、単純に成功体験の欠如によってもたらされたものだとは思っていません。多分「幸せ」について本気で考える人が増えてきたからだと思います。

人生で一番大切なことは、「幸せ」に生きることです。どんなに成功して金持ちになっても、幸せと思えなければ意味ないし、質素な暮らしで幸せを感じている人もいるでしょう。ただ多くの人が勘違いするのは、「成功」は本来「幸せ」を得るための手段でしかないのに、それが目的化しまうことです。実際、誰もがうらやむような成功者が自殺するのは珍しい話ではありません。

よく若者は「ゆとり世代」や「さとり世代」などとバカにされます。しかし、「成功」という人生における単なる手段を漠然と追求する人が減り、「幸せ」という目標について考える人が増えたのは、個人的にはいい傾向だと思います。若者のクルマ離れなんかも、「買えないから」より「買う必要がないから」という理由の人が多い気がします。

結局、私たちが自らの人生を考える際に、一歩踏み込んで、「どうなりたいのか?」を考える必要があります。天国も地獄も経験し言わば悟りの状態にあるホリエモンに言わせれば、

会社を大きくすることに何か意味があるんですか?
金持ちになって君はどうするの?

ということなのでしょう。

皆さんはどういう人生を送りたいですか?

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